このページは、持ち家を高く売りたいあなたにその秘策を現役宅建士のやまさんがお伝えしています。なので、持ち家を高く売りたいとお考えのあなたにとってはお役に立てると思います。
そもそも、不動産というのは買うよりも売る方がはるかに難しいです。これは、不動産情報が買う方ばかりにフォーカスされているからです。購入と同じように、持ち家を高く売りたいあなたも学ぶ必要があります。
このページの記事がその一つの助けになれば私は、うれしく思います。では、さっそく持ち家を高く売りたいあなたのための秘策を6つ順番に公開していきます。
目次
売る理由がしっかりとしているか?
あなたが持ち家を売却する理由はどんな理由でしょうか。実は、忘れられがちですがこの持ち家を売却する理由っていうのが高く売るためには重要になってきます。
持ち家の売却時には、必ず内覧があります。その際に、もっとも多く聞かれるのがこの売る理由です。しかし、ここをしっかりと考えていない人がほとんどです。
例えば、あなたが中古マンションを購入しようと考えたときにこのマンションをなぜ売却するのだろうと考えますよね。その答えをきっちりとしたものを用意しておく必要があります。
仮にマンション売却理由が、子供が生まれ手狭になったからだとしましょう。しかし、それをそのまま買い主に説明してしまうと買い主も、いずれや自分も手狭になるのだろうと想像します。
そうすることで、購入意欲は間違いなく減ってしまいます。そのため、マイナスな理由ではなくポジティブな理由で売却するということを印象づけたいところです。
手狭になったと説明するのではなく、子供のための部屋を確保したかったなどと少しでも前向きに話をもっていくようにしましょう。これは、中途採用の面接に似ているかもしれません。
就職試験を受けるときに、なぜ前の職場を辞めたのかというのは必ず聞かれます。しかし、そこで前職の悪口ばっかりになってしまうと面接官はいい印象を抱きません。
なので、それを少しでもポジティブに答えていく必要があるでしょう。そういったことを事前にしっかりと対策しておくために、売る理由は考えておく必要があります。
また、この売る理由を考えるのはもう一つ理由があります。それは、スケジュールが組みるということです。例えば、半年後に転勤すると決まったから持ち家を売ることになったとしましょう。
すると、いつまでに売らなければならないというのが明確になってきます。相続で譲りうけたマンションや家でもそうですね。相続税の支払い期限までに売りたい。
そういった売却までのスケジュールや目標が明確になるという理由もあります。内覧で困らないためと、売却目標を決めるために持ち家を売る理由というのは必要になってくるのです。
価格のチェックをする
持ち家を売る理由がしっかりと把握できたら次はに何をするかというと、あなたの持ち家の価格・相場を確認します。これは、まず自分で無料で行います。
どういったことをするかというと、チラシを見たりインターネットを使って自分の住んでいる地域の不動産がどのような価格で売却されているのか確認するのです。
チラシについては、ピンポイントであなたの持ち家がないでしょうから、まずは自分の持ち家の近くの地域の価格を見ていきます。そして、それを自分の持ち家と置き換えて考えます。計算方法は、下記の通りです。
・チラシの価格÷面積(㎡)=1㎡単価
・1㎡単価×持ち家の面積(㎡)=持ち家の推定価格
この計算方法でおおまかな数字をだします。これは、不動産屋であなたの持ち家を査定(見積もり)してもらう前に割り出しておきましょう。またマンションだともっと簡単な場合があります。
それは、あなたのマンション名を入力すると今売り出している価格や過去に売り出していた価格がインターネット上に残っている可能性があります。そのため、それらの金額を参考にしましょう。
そうすることで、不動産屋に問い合わせる前に無料で自分の家がどれくらいの相場になるのかなというのを見ておきましょう。ただ、これには注意が必要で5年前とかのデータは参考にならないってことです。
あなたの持ち家の価格はいつも変化していますので、5年も前の価格はほとんど参考になりません。どんなに長くても3年以内のものを参考にする必要があります。
必要であれば修繕する
持ち家を売る前にリフォームを提案する不動産屋は多いです。しかし、私はそれには反対です。それは、ほとんどの場合でそのリフォーム代金は売る価格に比例しないからです。
中古住宅や中古マンションを購入したいと思っている人のほとんどは、自分でリフォームしたいと思っています。中古で買って、リフォームをすることで自分の持ち家としての価値を見出すのです。
そのため、先にリフォームをしてしまうのはNGになります。しかし、簡単なものについては修繕した方がいいと思います。例えば、壁紙がはがれているのであればそれを直す。
ドアの取っ手が壊れているのであれば修理する。障子が敗れているのなら、それらを新しいものにかえる。畳を新品にするなど、リフォームほどの大きなものではないケースでできること。
それについては、あらかじめ修繕しておいた方が良いでしょう。この点については、不動産屋に相談の後で行うと通常以上に高い金額になる可能性があります。
不動産屋が紹介した業者というのは、不動産屋にバックを渡しているケースが多いです。そのため、少し割高になることが考えられます。なので、簡単なものであれば不動産屋への相談より前の段階で変更しておくのが無難です。
複数の不動産屋の見積もり
これまでの流れで、売る理由をかんがえて持ち家の値段がどんなものか把握してきました。そして、簡単な修繕について手をほどこしてきました。いよいよここで行うことが不動産屋との接触です。
通常は、あなたが持ち家を購入した不動産屋に相談へ行くのがいいでしょう。ただ、そこの不動産屋だけというわけではなく複数の不動産会社に見積もりはしてもらってください。
持ち家を高く売りたいのであれば、競争の原理は必ず入れるべきです。1つだけの不動産屋では、どうしても不安になります。あなたが想定していた金額とかけ離れた金額を査定してくる可能性もあります。
なので、そういったことにならないために複数の不動産業者の見積もりをとっておくことが必要になってきます。この行動については、持ち家を高く売りたいのであれば絶対に必須の行動です。
その際に、自分で不動産屋を数社探して見積もりをお願いするのでもよいのですが、それが手間だなって思うのであればインターネット上の不動産一括査定を利用しましょう。
ちなみに、現役宅建士のやまさんがおススメしているのは物件によって異なってきます。あなたの持ち家がマンションであれば下記のものをおススメしています。
また、あなたの持ち家が一軒家であればマンション専門の一括査定とは異なる下記のものについておススメしています。なので、持ち家の種類によって分けて活用してくださいね。
ちなみに、この一括査定についてはあなた自身が自ら不動産屋を回って見積もりするよりも手間が省けるってだけで効果は同じです。自ら業者を探していっても大丈夫ですよ。
ただ、高く売りたいのであれば1社だけでなく複数の業者に見積もりすることは必須の条件になってくると思います。
売却を急がない
持ち家が高く売れなかった。あるいは、マンションを売ったけど予想よりも随分と安くなってしまったという話で多く聞くのは急いで売ろうとするためです。
持ち家を売却するのに、早く高くというのは難しい。これが長年、私がこの業界にいて感じることです。高く売るのであれば、じっくりと買い手を探す必要があります。
急いで売却をすればするほど、価格というのは低くなってしまいます。ごくごく簡単にいうと、業者に足元を見られてしまうということです。
では、転勤や相続税の問題を抱えていながらどのように急がずに売却できるのでしょうか。その答えというのは、いろいろあると思いますが一つは不動産屋に正直にその理由を言わないというのも手だと思います。
基本的に売りたい理由を不動産屋に言わなければならないなどとは法令上も決まっていません。例えば、そこで自殺があったとかっていうのは隠したらいけないですが、特殊な事情がない限り明かす必要はありません。
仮に、その理由が転勤だったとして転勤後に持ち家が売れてもまったく問題ないと思うのです。それまで、業者にそのことを伝えずに転勤で住む場所が変わる直前に伝えたのでもOKです。
そして、引越ししあ後のことについては業者とそのタイミングで話せば問題ないです。相続で不動産を受け継いで、他県のものを売却するなんてことはよくあることです。
急いで売ってしまうと、それだけ安く売ることになるということだけは知っておくようにしましょう。もし、どうしても急いでいてもその様子を周囲にみせない。それが大切になってきます。
周囲に急いでいる様子を見せると、買い主がそのことを見越して値下げの交渉をしたり、不動産屋が買い叩いて買取をしようとしたりするものです。ここの心構えがとても重要です。、
内覧・見学のポイント
持ち家を高く売りたい場合に、この内覧・見学というのはとっても大きな要素になってきます。それは、ほとんどのケースで売り出し価格よりも交渉の結果値段が下がっていくからです。
なので、高く売るためにはしっかりとした内覧・見学で購入者との交渉に望む必要があります。ここを不動産業者に任せてしまうと、業者を通じて価格交渉が行われてしまいます。
それを避けるためにも、直接内覧・見学の応対をするようにしましょう。そして、内覧については下記のように大きくわけて以下の3つのポイントがあります。順番にくわしくみていきましょう。
部屋の片付け・掃除
内覧者が見るところ
案内の方法
部屋の片付け・掃除
持ち家を売却する場合に、ほとんどのケースでまだあなたとご家族はそこに住んでいることでしょう。そのため、部屋が片付いていなかったり掃除がされていなかったりすることがあります。
しかし、内覧者から見ると一生に一度の買い物です。そこで見た状況がゴミ屋敷のように散らかっていたらどうでしょうか。一生に一度の買い物をしようとは思わないでしょう。
なので、最低限の片付けや掃除はしておく必要があります。特に、ポイントは物をなるべく少なくするということです。部屋は物が多ければ間取り以上に狭く見えます。
そのため、内覧時・見学時だけでもいいのでレンタルボックスなどを借りて部屋を広く見せるようにつとめましょう。また、住んでいると自然と痛みやすいところの掃除は入念にする必要があります。
キッチンやトイレ、お風呂などです。この家の水回りについては入念に掃除をするようにしてください。掃除のポイントは特に、水回りが重要になります。
内覧者が見るところ
内覧者の多くが注目するところは、水回り以外にもあります。まず、最初の印象が重要になりますので玄関です。ここを掃除するだけでなく靴はすべて下駄箱に片づけておきましょう。
靴が並んでいると、玄関がすごく狭く感じてしまいます。そのため、あらかじめ収納し掃除しておきましょう。次によく見られるのは、リビングです。
リビングは生活空間として、見学者のほとんどの人がもっとも気にするところです。ものをなるべく少なくしつつ、しっかりと掃除をしておきましょう。
また、ベランダも案外ポイントになります。景色を見るためにベランダをみたいという見学者が多いからです。そこがすごく汚いとなると、ショックをうけてしまいます。
普段生活しながら、見学者がやってくるということでかなり大変だとは思いますが、見学者にとっては一生の買い物になることを理解して、しっかりと片付け・清掃をしておきましょう。
案内の方法
見学をしてもらうときにいくつかのポイントがあります。その一つ目が、スリッパを3セットぐらい用意しておくことです。スリッパというのは、履かない人もいますが履く習慣がある人にとってなくてはならないものです。
見学者がスリッパをもってくることはまずありませんので、事前に準備をしておきましょう。2つ目が、部屋の空気の入れ替えをしておくことです。
各家庭によって、匂いというのは必ずあります。その匂いを消すためにも空気の入れ替えは必ずしておきましょう。家に入った瞬間どんよりしていると、印象が悪くなってしまいます。
3つ目は、旦那さんとお子さんは見学時に家にいないことです。男性は、女性からするとすこし圧迫感を感じることがあります。また、お子さんについては気になって見学者が気になって見れないことになります。
そのため、あらかじめ案内する人は女性で、旦那さんとお子さんは外にというのが鉄則になります。4つめのポイントは、電気をあらかじめつけて明るくしておくということです。
心理学的に明るい方がものがよく見えます。そのため、昼間でも電気をつけておくのです。そして、日当たりがよい家であれば見学中に電気を消して、明るいでしょと見せてもいいです。
最後に5つ目です。それは、すべての部屋を見れるようにしておくことです。思春期の子供の部屋なので見れないとかって部屋があると、見学者は100%買わないです。
見れない部屋があって、何千万もするお金を払うかというと払わないからです。なので、事前にこどもに話をして見せれるように片づけておきましょう。
持ち家を高く売りたいあなたへ
これまで、持ち家を高く売りたいあなたのために6つの秘策をお伝えしてきました。内覧・見学といったポイントばかりに目がいきがちですが、6つすべてが重要になってきます。
持ち家の売却というと、あなたの人生の中で1回あるかどうかのものです。そのため、なかなかその対策に時間を割くことはできませんが、はじめて持ち家を売却する人でもできる秘策をお伝えしました。
この記事は、基本的な対策については網羅していますので是非なんども復習してくださいね。そして、この記事を読んだあなたの持ち家が少しでも高く売れることを願っています。
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