住宅ローンは借り換えより同じ銀行の金利交渉!

今回は、住宅ローン借り換えより、同じ銀行金利交渉をしようというテーマでお伝えしていきます。任意売却や競売は、住宅ローンの支払いが苦しくなっておこります。

滞納する前に、対策として住宅ローンの借り換えがあるという話を私は動画やブロブなどで、何度もお伝えています。

 

15年前ぐらいの金利はとても高いです。属性にもよりますが、3%以上の金利で住宅ローンを組んでいるかたが一定数いらっしゃいます。

そして、結果的にコロナで苦しくなって任意売却という人がいます。そういった人がどうすれば良かったのか。住宅ローンの支払いを安くしたいあなたはご覧ください

住宅ローンの借り換えは得?

住宅ローンの借り換えはメリットが多いです。特に、10年以上滞納なく返済をしてきた人は金融機関の評価も高く、借り換えしやすいです。

特にさきほどお伝えしたように、金利が3%を超えているような人はすぐにでも借り換えした方が良いです。

 

2022年現在であれば、金利が2%以下になることは当たり前です。特に、金利が安いネット銀行を利用すると金利は驚くほど下がります。1%割ってきます。

仮に3%~1.5%に下がるとすると金利は半分です。ネット銀行を利用すると1%を割ってくるので、支払いが苦しくなる前に借り換えをおススメします。

 

どれくらい金利により支払う金額が異なるのか表にしてみていただきます。

金利による差

残債1500万円 10年返済

金利3%

金利3%にすると、利息は合計2,380,866円必要になってきます。返済金額は、月144,841円になります。これを1.5%と比較してみてください。

金利1.5%

金利1.5%にすると、利息は1,162,412と約半額になり、月額の返済金額も134,687円と毎月10万円ほど変わってきます。

これが、ネットバンクになれば金利1%を割ってきますので、もっと安い金額になってきます。借り換えを検討することがいかに大事かご理解できましたでしょうか?

借り換えの欠点

ただし、借り換えには欠点が一つだけあります。それは、抵当権設定費用としてそれなりにまとまったお金を要するということです。

金融機関にもよりますが、だいたい30万円~100万円ぐらいの費用が必要になってきます。

 

この金額は、すでに住宅ローンの支払いが苦しくなっている状態であれば、かなり大きい金額負担になってしまいます。

そこで、私がおススメするのは住宅ローンを借りている銀行に、金利交渉をするという方法です。

借り換えより金利交渉

まだ、支払いは全然大丈夫。借り換えの手数料も十分支払えるっていう状態であれば、借り換えしてもいいのですが、抵当権設定などの費用が重すぎる。

そのため、借り換えに踏み切れない人は多いのではないでしょうか。そのようなケースでは、住宅ローンを借り入れている金融機関で、金利交渉をしましょう。

 

具体的には、住宅ローンを借り換える際の計算書をもっていって交渉しましょう。計算書をもっていかないと、根拠がないので金利交渉がうまくいかないです。

しかし、借り換えの計算書をもっていけば、普通は金利の交渉に応じてくれます。0%台までは、金利をさげてくれないかもしれませんが、現在に即した金利にはしてくれます。

 

そして、もっていく計算書のおススメはネットバンクの住宅ローンの計算書です。なぜなら、金利が安いから交渉しやすくなります。そうすることで、金利交渉はうまくいきやすいです。

元々、高い金利をこれまで支払ってきているわけです。しかも、滞納もないというのであれば必ずといっていいほど金利を下げてくれます。

 

15年前に組まれた金利は、今の金利より明らかに高いです。今は、マイナス金利の時代ですから、金融機関も高く取りすぎていることは理解しています。

なので、計算書をもって金利の交渉をしましょう。もちろん、0%台まで下げるとなると厳しいかもしれません。

 

しかし、3%を1.5%とか1.2%とかに金利をさげてもらうのは現実的な交渉です。しかも、すでに住宅ローンを借り入れている金融機関なので、抵当権はすでに設定されています。

なので、30万円~100万円といったような大きな金額を手数料で求められることはありません。せいぜい、手数料で数万円程度(5万円以内)です。

 

借り換えに大きな費用を支払うのがネックになっているのであれば、住宅ローンを支払っている同じ銀行に金利交渉をしましょう。

まとめ

ここまで、住宅ローンの借り換えでどれだけ支払いが楽になるのか。そして、借り換え費用を考えると、住宅ローンを借り入れている金融機関で金利交渉することをお伝えしてきました。

ただ、金利交渉についてはすべての金融機関でOKがでるわけではありません。例えば、固定金利で借り入れしているような場合は、金利交渉は難しくなります。

 

フラット35などな、その典型になります。なので、あなたがどういった条件で住宅ローンを借りているかというのは、とても重要になります。

そのうえで、借り換えがよいのか。それとも、金利交渉が可能なのか判断していただければと思います。

 

誰も任意売却や競売になるのを望んで住宅ローンを組みません。コロナの影響もあり、支払いが苦しくなる前に、こういったことを検討しておくことも大事だと思います。

特に、金利が2.5%以上の人はなんらかの対策を今のうちにとった方がよいと思います。今後は、世界的な物価の上昇もあり金利は、上昇する可能性が高いです。

 

そのことを踏まえると、今、困っていなかったとしても早めの行動をすることが自分を助けることになると思います。

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